映画「永遠の0」感想

宮部久蔵:岡田准一
祖父:夏八木勲
元部下:橋爪功
老やくざ:田中泯
やくざの若い頃:新井浩文


原作:百田尚樹永遠の0
監督:山崎貴

あらすじ。戦死した祖父の人生を知るために孫は関係者に当時の様子を聞いて回る。やがて意外な事実が判明する。


感想。映画としてとても良い点とあまり良くない点が混在しております。間を取って70点といったところか。


この映画のいい点としてやはり演技をあげたい。主演や過去パートの面々、それに老俳優たち。説得力のある素晴らしい演技だ。
また話しの展開も意外性があってよい。これは原作の良さだろう。*1
それに付随する演出面ではひとつの場面が語り手によって別視点になる点が良い。
映像技術の面では航空母艦、戦闘機、空中戦は安心してみていられるさすがのクオリティだ。
それ以外の点には俺は言及しないがおおむね観る価値があり満足です。


「俺は若い男が好きなんでな」。老やくざのハグは反則である。思わず流れよわが涙と俺は言ってしまうじゃないか。

*1:嫌われ松子の一生市民ケーンのような徐々に過去が浮かび上がっていく系は完成度高く作るのは難しいと思うので賞賛に値する