雑記 バス

帰りのバスに乗りソファーみたいになってる一番奥の座席の右奥に腰を下ろすと
ちょこちょこと幼女3人が隣に座った。姉妹らしくお母さんはすこし離れたところでつり革
小学校まえくらいの長姉が、ちっちゃい末妹を膝に乗せ次姉がその隣
俺が降りる停留所が来てバスが減速したあたりで
あ、俺座席を塞がれてるのねこの状況と気付いた。
荷物をまとめ前を通ろうとちょっとごめんねー彼女等に手刀をきってみたが
無反応。
…そりゃそうか意味がわからないのですねーw
思わず苦笑をもらし「ちょっと前ごめんねーいいかな」と声に出してみるも3人とも真剣神妙な面持ちで前方を凝視お母さんに集中しておられるご様子。いや参った。
あまりの微笑ましさに中腰のままさてどうしたものかとにが笑っていると、お母さんが気付いたらしくほら、あんたたち通してあげてみたいな感じで三姉妹ようやく俺の存在を視界にいれていただいた
とはいうものの、やはりお母さんがなにをせかしておるのかよくわかっておられないようできょとんとしておられる。いやーんw
「発車しまーす」と一度開いた扉がしまりかかり俺はあらあら プシュー音にお母さんはさらに語気を強めて呼びかけ幼女たちはわからないなりにその声からなにやら切実なものを感じたらしくもぞもぞ深く腰掛けてくれ通れるスペースが空いた。俺は運転手さんに待ってくださいーと軽く声をかけごめんねーとおしてねーと彼女等にささやきながら荷物があたらないように気をつけ前を移動させてもらう。すると末妹の子が姉のひざからぴょこと降りとことこお母さんのもとへ。お母さんはそのあたまをぽんぽんあやしながらすいませんねーいえこちらこそすいませんーとか会釈しあいながら
やっと俺はバスをおりられました。
いやまぁそれだけなんだけど。
こどもにゃかなわんなーやさしい気持ちになりましたとさ 以上