Don't Panic

銀河ヒッチハイク・ガイドの感想をいくつか観てきて思うところをだらだらと書こう。
仮に視点を三つ設定しますか。

  • 映画重視
  • SF重視
  • 笑い重視

「映画の視点」、俳優や小道具、特殊撮影に不満を持つひとは目立たなかったです。ロボット可愛いとか概ね好意的。
「SFの視点」は微妙かなあ。そもそもサイエンスなフィクションではないし。「宇宙とロケットが出ているんだからSFだろ」風。SF的に誉めても貶してもしょうがないわな。原作との差異に触れている感想もこれに入るかな。まあいいや。昔この日記でも少し触れたが、とりあえずこれでも読んどけ

さて、数多の感想で賛否がくっきり分かれているのは残る「笑い」の視点に見えました。低評価の感想で目についたのが「笑えない」「ギャグが寒い」だった。ふーむ。
話によるとイギリスの笑いのなかには同国民にしか理解できない独特なセンスがあるとかないとか。おージョンブルギャグ。笑いのセンス、はデリケートな問題で、極私的なため回避策も対応策もなかろう。英国コメディが好きなら大丈夫とも断言できないし、どうしたものか。俺の評価が高いのもSF属性や予備知識の有無もあるけれどひとえにギャグが笑えたから。そこら辺をふくめて凄く心配だったからなおさらほっとして絶賛しているのかも知れん。
まあ観てくださいよ肩の力を抜いて。