映画けいおん!感想:萌えアニメの「覚悟」「創意」「手柄」


あらすじ。五人がロンドンに行き帰り四人が卒業する。


感想。俺はほっこりしながらによによしながらあーこいつら変わらねぇなあいいなぁ仲いいなぁやること突拍子もないなーどうでもいいことでよく笑うなー小芝居はさむなぁ楽しそうだなーはーいいなー

おばかなおりこうさんが、いいわぁ〜

ちと能書きをたれる。
けいおんで使用されているのは男の子の技術である萌え付与である。作りは中空に音楽を据えたハーレム物の変種。
新しいのは、この男の妄想が作り上げた非実在女子部活動に、女性スタッフ?が女子の善のリアルを釉薬としてぶっかけたところだろう。萌え要素やキャラ作りに直接関係のない部分での作り込みだ。無駄なコストではない。これが感動につながる。
一笑ならぬ一萌である。
映画の全ての要素がただただ見る者をニコニコさせるために奉仕する。これが茶道、もてなしの精神。
さぁ諸君、お茶の時間だ。

こまけぇことはいいんだよ!!

俺は映画館を訪れ、もてなされ、退出した。俺は観察が苦手で主の作為を読み解く力がない。ただいい心持ちがするだけである。
俺はアニメを一通り見た程度のぬるけいおん厨だが、この110分をしあわせな良い気分で見終われるだけの能力を身につけたことを誇らしく思い感謝する。