眠り号:田舎医者 果実 朝(ハルムスの世界)

田舎医者

  • フランツ・カフカ 訳池内紀 作画西岡兄妹
  • あらすじ。外は猛吹雪。10マイル離れた村で患者が待っているのに馬がいない。見たことのない馬丁から馬を借りる。馬丁は女中をてごめにしようとしているようだが、医者は瞬時に患者の家に到着。
  • 患者は少年で見たところ健康。家族から失望がただよう。もう一度よく見るとわき腹に大きな傷があることがわかった。村の連中が医者を裸に剥き添い寝させる。会話ののち脱出する医者。女中のもとに帰ってやらねばならない。
  • だが馬はとぼとぼとしか進まない。
    • 今回は傍観者ではなく当事者です。
    • 謎の馬丁と謎の逞しい二匹の馬。
    • 義務を果たすためにやむを得ない「取引」を行う
    • 患者の大きな傷 治さなければ殺すと歌う村人たち
    • 帰り道は10マイル。ただ浪費する時間。
    • 感想。感想…いやもう…どうしようこれ。どうしてこのひとの作品はこんなにも不愉快(褒め言葉)なんだろう、にがよもぎ水のように。
    • 「他の作品が読みたいか?」俺「もちろん読みません少なくとも積極的には。解釈に振り回される弱い今の俺には読む資格が無いと思います」

果実

  • 古川日出男
  • あらすじ。果実。怨念の実。当局は調査を進める。コンタクトに成功
    • 面白い。これはいい。
    • 読みやすいし息を奪う怖さもある
    • ルールを描いています。ルールは厳然とありただそれは適用されておりそれは機能を続けるものと思われます。
    • 「他の作品が読みたいか?」俺「はい。まぁ機会があれば。既刊はだいぶ出ているようですし。きっと読まないけど」

朝(ハルムスの世界)

    • まったくわけがわからず頭に入らず、唖然として気になって再読したら異様に面白かった ええー
    • 言葉でしか書けない小説とはこういうものをいうのだろうな
    • 煙草二本。左を向いて。蚤。禁止と自分自身の義務。タタール人の夢。奇跡。

「眠ったな」という声を私は聞いた。

    • ひいいいぃkoeeeee!(褒め言葉)
    • 「他の作品が読みたいか?」俺「ねぇ21世紀の平和な日本に住んでいる俺が読むべき小説なんてどこにあるの?」