眠り号:広場でのパーティー(&訳者解説) どんぶり
広場でのパーティー
- ラルフ・エリスン 訳柴田元幸
- 唯一の、訳者解説つき作品
- あらすじ。黒人がリンチで焼き殺される。あと飛行機が不時着。
- 眠り号最大の隠し玉*1
- この小説の持つ「不穏さ」というものはいったい凡百の敵する所ではない
- 読み進め状況が明らかになるにつれ、俺は愕然とし取り乱した
- 何かが起こってパーティーがお開きになることを願うも*2そうならない
- 童貞くせぇガキの耳障りな喚き声で描写される私刑の様子、その筆致は活写と呼べるほど見事なもの
- 「俺たちみんな、百パーセントのアメリカ人なんだよ」 うわああああああああああああ
- 文学というものに!告発の機能は、ある。それが全てであるわけではないが。
- 描かれた情景やテーマは置くとしても尋常でない筆力だ。強靭。
- 読了後のちぢに乱れた精神に、柴田先生の解説が効くぜ
- 怒り怒り怒りと嫌悪感絶望感。その受け取りは正しい。ひとのこころを動かす技と力。
- 俺はつまり感動したのだ。
- 「他の作…」俺「だまれ。敬意を払え」