眠り号:広場でのパーティー(&訳者解説) どんぶり

広場でのパーティー

  • ラルフ・エリスン 訳柴田元幸
  • 唯一の、訳者解説つき作品
  • あらすじ。黒人がリンチで焼き殺される。あと飛行機が不時着。
    • 眠り号最大の隠し玉*1
    • この小説の持つ「不穏さ」というものはいったい凡百の敵する所ではない
    • 読み進め状況が明らかになるにつれ、俺は愕然とし取り乱した
    • 何かが起こってパーティーがお開きになることを願うも*2そうならない
    • 童貞くせぇガキの耳障りな喚き声で描写される私刑の様子、その筆致は活写と呼べるほど見事なもの
    • 「俺たちみんな、百パーセントのアメリカ人なんだよ」 うわああああああああああああ
    • 文学というものに!告発の機能は、ある。それが全てであるわけではないが。
    • 描かれた情景やテーマは置くとしても尋常でない筆力だ。強靭。
    • 読了後のちぢに乱れた精神に、柴田先生の解説が効くぜ
    • 怒り怒り怒りと嫌悪感絶望感。その受け取りは正しい。ひとのこころを動かす技と力。
    • 俺はつまり感動したのだ。
    • 「他の作…」俺「だまれ。敬意を払え」

どんぶり

  • 戌井昭人
  • あらすじ。競輪のあぶく銭で天丼を食す。ハエ。
    • …?すまないが何が面白いのかわからない。
    • とくに新しい試みも毒も狂気もナンセンスすら無くて…
    • 無害な代物。なんていうかその…水道水のような*3
    • 「他の作品が読みたいか?」俺「えー…別に俺が読まなくてもいいじゃないだれかファンに読んでもらってよ」

*1:スペツナズ・ナイフ!暗器!ダークホース!

*2:俺と悪魔のブルーズのように、だ

*3:作者の団体のサイトに行ってみたらいろいろ面白そうだったけどねぇよいこっちみたいで どうしてコレを小説で出来ないかな