メカビ感想その37:p156−159
- 漫画家 弐瓶勉:p156−159
- p156−159.弐瓶勉インタビュー
- p156.右、太字縦書き二列「漫画家」「弐瓶勉」
- 同題名下、口上、取材・撮影クレジット
- 以降、本文は縦書き四段組
- p157.左上、「ABARA」〓弐瓶勉(雑誌上の表記は、4文字目のRが左右逆転)の画像
- p158.右上、弐瓶勉ラフ画等の写真
- p159.本文下、『バイオメガ』〓弐瓶勉の画像
- 同本文左上、弐瓶勉ラフ画等の写真
- 同本文左中央、弐瓶勉プロフィール
- 同本文左下、弐瓶勉近著紹介、右、「BLAME!」全十巻(講談社、一巻のISBN:4063141829)、左、「ABARA(雑誌上の表記は、4文字目のRが左右逆転)――アバラ」上・下巻(集英社、上巻ISBN:4088770889)
- 要約・抜粋
- デビューまで。父親が大工なので漠然と大工目指して建築を勉強→建築会社入社→突然漫画を描きたいと思い退社→意味もなくニューヨークへ一年留学→ひたすら漫画を描いて二本仕上げ投稿→NYでも売ってたから「週刊少年ジャンプ」投稿、駄目→「ヤンマガ」投稿、駄目→帰国「ヤンサン」持ち込み、他ジャンルを勧められる→知り合いの漫画アシスタントさんに相談、即「アフタヌーン」投稿を勧められる→「アフタヌーン」編集から連絡、漫画家人生開始
- デビューが月刊誌なので制作スタイルが月刊誌ベースになってしまったらしい
- 「BLAME!」連載時スケジュール。描き終えると三日休む→一週間ネーム作成→編集と打ち合わせ後、完成させる
- 体力が落ちると絵が粗くなる。時間がないときは悔しい、原稿を完成させることは出来るが質が落ちるから。
- 現在は規則正しい生活。八時から十七時半まで執筆。「夜の生活を何年もしてましたけれど、やはり人間は朝起きて生活するもんなんだなと。」
- オフは瞑想、子供と遊ぶ。徹夜もないしストレスなし。とても幸せ。
- 「僕が書きたい世界というのはずっとSFなんです。」
- アドバイス。漫画家は難しい仕事ではない、工事現場の監督のほうがよっぽどハードだった。
- 「どのような担当編集者と出会えるか」「自分の作品を認めてくれる編集に出会ったら、その出会いは大事にしたほうがいい。あとは、描くだけですから」
そういえばしばらく前に編集者についてのエントリーを読んだ。これだ。
すこし長いが引用
マンガ編集者といっても、誰もが優れているわけでもないし、誰もがイイ人でもない。誰もがやる気があるわけじゃないし、イヤな奴だって山ほどいる。というか、世間の常識と同じように、編集者としても人間としても優れた編集者に出会うのは、本当に稀な幸運かもしれないほど少ない。
僕は、週刊朝日で天才的な編集者に出会い、ヤングコミックで信頼できる編集者に出会った。駆け出しの頃に二人の恩人といえる編集者に出会い、さらに週刊朝日で唯一友人となったダイナミックな編集者と出会った幸運を、今でも感謝している。でも、それはただの偶然と幸運なのではなく、他でイヤな思いをゴマンとし、それでもめげずにアチコチ出入りしたから出会えたんである。たまに、そういうこともせずに編集者の文句をいう新人がいたりするので、えーかげんにせーよ、と思うのである。
植芝氏の感想でも触れたが、漫画家と担当編集者の関係はなかなか強いようだ。とくに世に出る時期、転換期に大きいらしい。
マーケティング関連を編集者に外注するのは役割分担として妥当に思う。ただ逆に漫画家さんの回想のなかで編集者がらみの酷いトラブルもいくつか散見した覚えがある。
とにかく植芝氏弐瓶氏の漫画家両氏が口をそろえて編集者に言及するのは偶然ではあるまい。
漫画を作るのはひとである、というこのなのだろう。他の多くのものと同じく。
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