THE MARTAN CHRONICLES

こちらで、DVDの発売と、本の絶版されていたことを知る。ありがとうございました。
絶版…!
いくらNVといっても絶版は無いだろう。SF文庫のほうで復活なさい。いやなら創元社に売れ。
まったくもう。
火星年代記で思い出すのは星新一です。彼がまだ作家でなかった時、熱をだして布団で寝ていて、ふと手に取った火星年代記を読み始めたら巻置くあたわず文字通り熱に浮かされたように読破したとか。どこかに書いてあったなあ。
一名”SFの詩人”、これほど彼を表す言葉は無い。詩心0の俺が、その美しさと悲しさで慄然とする、それが可能であるということ。信じられない世界観と文体。
そのときひとつの短編のストーリーに覚えがあるのに気が付いた(この小説は連作短編なのです)。火星探検隊が幻覚で地球だと思い込み、「おやすみお兄さん」といって全滅する話。一作目か?たしか火星人は弱いテレパシーがあったんだよな。
俺はこのストーリーを知っている。夜ベッドにもぐりこんで就寝する探検隊隊員がおやすみをいい、闇の中金色の目のお兄さんがそっと立っている映像を知っている。小学生くらいの頃テレビで見たのだ。これだったのだ。
今日、それはテレビドラマシリーズであることを知った。ずっと映画だと思っていた。長生きはするものだ。
でも俺はこのDVDを買わないだろう。15000円は安い買い物ではない。




うそ。今注文した。てへ。
二作目「1999年2月 イラ」が大好きです。DVDには小説が付いて来るそうなので大事に読みます。
読んで何年経ったろうか。新しい発見があるだろう。古典とはそういうものをいう。



あ、ついでに。
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てことで。