映画「マイマイ新子と千年の魔法」感想:「米一升ある。どこまでも行ける」

監督:片渕須直*1
原作:高樹のぶ子


青木新子:福田麻由子
島津貴伊子:水沢奈子
おじいさん:野田圭一


感想。名作にきまってるじゃねぇかくそったれ。
上の映像をみて思うところあれば観に行くべし。
エンディング曲はすごい。


あらすじ。ふたりの女の子。少年。山口県。出会い、別れ。


昭和三十年前後山口県。独自の論理で構築された子供の世界。垣間見えるドス汚れた大人の世界。
こりゃ驚いた。悪意をきっちり描いた児童文学は良いものだ*2


度肝を抜く戦闘シーンが観たい俺としては*3多少方向性が合わないが、悪くない。
この言葉のでなささは覚えがある。時かけと違い満ち足りた感覚がある。
きっと誰かにとって大切な物語となるだろう。
語るな沈黙せよ。それが魔術の要。

*1:アリーテ姫のひとか。観てないけど

*2:梨木香歩だけではなかったのだ

*3:現実から逃避した物語で遊びたい人だから。現実は間に合ってる。