野球号全感想:書写人バートルビー

感想。エクセレント!!


ハーマン”白鯨”メルヴィル。とりあえず名前くらいは聞いたことがあったのだがはじめて読んだ。
しかも150年以上前の小説である。
150年!おいおい幕末じゃないかペリーが浦賀に来た年だよ*1


さて本作あらすじはとても単純。雇った男が梃子でも動かない。それだけ。
それだけなのだが、
語り手の大げさだが愛嬌のある独白やら動機やら風変わりな描写やらで
どういうわけか俺をぐいぐい引き込み読み進めさせられてしまう
ミステリアスな男バートルビーがどうなるのか、また彼の秘密は。
そのままラストまで来て思わず唸る。いや恐れ入った。


小説って面白いなぁ

*1:「開国してくださいよお〜開国してくださいよお〜」