なんでもない日ばんざい

B000EOTFN0ラーメンズ 第15回公演 「アリス」
ラーメンズ
ポニーキャニオン 2006-05-17

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今回の読書会は「アリス」。もっぱら作者と時代背景を話し込んだ。この作者ラーメンズは真性のロリコンである点で意見の一致を見た。19世紀末イギリスでニッポンが如何に不思議な国と捉えられていたか、またオックスフォード大学の数学・論理学の教授だった小林賢太郎が法廷に於いて県名を全て読み上げるコントを行う意味、もしくは彼のパントマイムが「リリス」で著名なジョージ・マクドナルドにより見出された事実などが論点に取り上げられた。なかでも白熱したのは、この真っ黒い舞台がもとは「地下の国のアリス」であった点だ。ルイス・キャロルはこの舞台でイモムシにキスし、後藤を待ち、風が吹いたら桶屋が儲かった。怪しげな歌を熱唱しクロケーに興じ観客の首を刎ねていった。DVDのルートメニューが左右反転していたことから鏡の国ではないかという疑惑が巻き起こったが、ドードー鳥が架空の存在であること、バニー部はレディオ体操第一が好みであること、首が伸びたアリスのイラストはきもいことが決めてとなって有罪だった。英語原文は言葉遊びがしこたま詰め込まれておりサソリ→ロブスター→伊勢海老→ザリガニ→人間「モトキ」のメタモルフォーゼにはふたりの愛が必要である。ラーメンズは生涯独身、30代でこのDVDはヨーロッパで100万部売れた。キャロルはタイトルの由来として「(実際には違うのに)二人の実家がラーメン屋だから」と公言しており「Alice's Adventures Under Ground」の最初の原稿を書き上げた。『アリス』は出版界における一大事件であり、子供達と同様に大人達からも愛好され、それ以来途切れることなく版が重ね続けられている。ジョン・テニエルによるアリスの挿絵は、実在したハナウサギの似顔絵ではない。自分達はコントしか出来ないらしく、お笑いのスタイルはコントが中心である。「Alice in Wonderlandウォルト・ディズニー・カンパニーによる、最も有名な『不思議の国のアリス』のアニメーション映画化は桶屋が儲かる。
4102401016不思議の国のアリス
ルイス キャロル Lewis Carroll 矢川 澄子
新潮社 1994-03

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