ろぼっとあにめーしょんグレンラガン:開始は2007年

えっと…まあ期待してます。はい。

今石監督は作品のテーマについて、「ドリルです」と説明。
(中略)
中島氏は「そのおかげで、ロボットもドリルであり、人類史も宇宙史もドリルである!! という気になってきた」という。

ふむ。ガイナということでエヴァが引き合いに出されていたが、近年の頭の悪い(誉め言葉)熱血スパロボならガオガイガーが真っ先に浮かぶ。「ロボットはゴルディオンハンマー」という途轍もない概念を主張した傑作である。これも97年で9年前か…
ドリルだとD4プリンセスが連想されるし。いやはや。不安。


さて、半年も前からプロモーションするアニメは面白いだろうか?という不安がある。慣れていないだけの偏見かもしれない。
エヴァは当初まったくといっていいほどプロモーションがなかったはずだ。ネットの規模が小さくて手段がなかっただけだろうけど。
ただね。思い出すのだ。
先輩んちに行くと皆異様な熱気だったのを。聞いてみると、先日始まったエヴァンゲリオンなるアニメが異常に面白いと十人近くが口をそろえる。彼奴等はトップの(あとナディアの)ガイナだからと言って色眼鏡を掛けるような連中ではない。当然俺たちとてこの目で見るまで信用しない。半信半疑で先輩の録画ビデオを見ましたとも。
ぎゃあ。
それから半年我々はエヴァ一色であった。本放送は視聴率が全く取れなかったそうだが意に介すわけも無し。毎週30分間正座でしたよ。
懐かしい。
当時世間はあのアニメにまったく気付いていなかった。その道の連中と、特に年寄り連中だけが化学反応を起こしていた(当然最終回にも激烈に反応した)。あの「分かる奴だけ分かる」誇らしい感覚。
下らぬ選民思想。とまれ若さは下らぬものだ。反省はしていない。


半年前からのプロモーションにより、あのエヴァの伏兵っぷりはもう望めない不可能だ。これは「驚き」の見地からは不利だということ。大丈夫だろうかと心配してしまう。秘すれば花なり。
アニメーションの闘い方が変わってしまったということだろうか。さあどうだろう。なんにせよ今も昔も内容が優れたものはネットワークを光の速さで伝播する。旗印を掲げ雄たけびをあげ堂々と進軍するならそれも良し。
てぐすね引いている我々を見事蹴散らしてもらおうではないか。