雑記夕立ガリガリ君

夕方近所に出かけようとした嫁さんは空を見て傘を一本持った。おしゃべりしながら坂を上がっているとぽつりぽつりと雨粒が。程なくひっくり返したような夕立が到来してふたりは傘に入った。店の軒先を借り俺と嫁さんは雨の様子をうかがった。話し合いの結果嫁さんは傘で一足先に目的の店内に行くことにし、俺は短時間で止むと踏んで軒先で待つことにした。信号を渡る嫁さんを見送って俺はさてと思い軒先の借り代のつもりでガリガリ君とタバコを買った。ガリガリ君は当たりだった。もしかしたら俺はガリガリ君生涯初当たりかもしれない。嫁さんにあげようと思った。夕立は程なく止み俺も信号を渡って目的の店で嫁さんと合流した。ガリガリ君当たったよと嫁さんに言ったら甘いものが好きではない嫁さんはいらないと言った。俺はそうかーと答えて別の味と交換した。