梅佳代展 感想

以前

5年前の2008年俺はネット経由で梅佳代を知った。
俺は、変な人だなあと感心した。俺は活字一辺倒で写真を見ない。そのせいかこの数年彼女の活躍に触れることはなかった。そういえば俺は生まれてこの方写真集を買った覚えがない。

友の覚醒

一回逆方向へ乗り間違えた俺と友は会場に到着した。彼女の存在すら知らなかった友には悪いがこのイベントは俺の趣味である。付き合ってもらおう。
ところが友は写真を数点見て即座に激烈な反応を起こした。俺は興奮する友を見て唖然とした。友はクール系の男で何につけても極めてハードルが高くちょっとやそっとでは合格点を出さないことで俺の中で有名だ。彼は特に二番目の部屋女子中学生に爆笑しっぱなし、逆に俺の方は該当写真の赤裸々ぷりに照れている始末である。まったくこれではどちらがここに連れてきたのか分からない。
本展示のチャプターは以下。

  • シャッターチャンス1、2
  • 女子中学生
  • じいちゃんさま
  • 男子
  • 能登

写真を見た。その感想など

各展示会スペースに大小様々な写真群が所狭しと敷き詰められている。床すれすれ、それどころか床にはみ出た写真、また天井に貼られ我々を見下ろす写真。エネルギッシュで意味不明で、何がしたいか分からないようで一貫性がある。まれにさびしく切ない写真も紛れ込んでおりその冷たさにぎょっとする。
今回彼女の作品を短時間で大量に見た結果、この人は撮ってはいけない瞬間を写真におさめていると俺は感じた。やばい一線を平気で踏み越える胆力だ。
俺と友は展示を存分に堪能し2周目を回った。友は物販コーナーで写真集を買うに至ったようである。紹介した俺が驚くほどの高評価である。彼はありがとう最近のストレスが全部吹っ飛んだとうれしそうだった。お、おう。
それから同じビルの喫茶店に入り俺と友は延々と梅佳代展について語り合った。*1

うめめ

うめめ

*1:何をしゃべりあったかは忘れた