雑記 さらば

1年半弱前俺はほうほうのていで現地に転戦した。前日に通達という有様、負け戦はげに恐ろしい。おとずれた都内外れはのどかで狭い往来をバスが走り回る沿線。拠点はマンションの一室、ひとは大量にいるが指揮系統は体制を無視した自然発生。席と端末が人数分無い。怒声叱責が朝夕響き渡る。相としては火消しが入ってやっと回り始めたあたり。俺は若干ばたついているが相対的に天国と感じた。
数ヶ月毎にチームのやることと俺の役割が変化した。当初ないと言われていた人の出入りも結局あった。夏が終わり年末が来て年が明けたら桜が散った。途中下船を見送りつつ船長らしく最後まで乗っていた案配である。
今回は部下とかちょさんに恵まれたとしか言いようがない。濃いい面子に赤裸々な上司。チームとしてこんなに楽しかったのは初めてである。感謝。