帰省7 芸術と食欲の秋1

バラハク

午後新聞で知った西原理恵子博覧会「バラハク」に出向く。場所は横山隆一記念まんが館内部。

このまんが館自体初来館だったのだがその漫画図書館ぷりに度肝を抜かれた。制服・私服姿の学生たちが座り込んで寝っ転がって黙々と真剣に漫画を読み耽っている。
まんがライブラリーというコーナーらしいが、漫画を読むのがジャスティスとは如何にも高知ぽくて誇らしい。
バラハクはたくさんの原画が展示されており一文字一文字食いいる様に読み倒した
いけちゃんとぼくが面白そうであることが分かったので販売コーナーで買おうとしたら品切れとのこと。帰って買おう。
たくさんのお客さんが詰め掛けており、時々くすくす笑いながらみんなじっくり眺めていた。自分が好きな作家が受け入れられることは喜びである。我が事のように得意になり会場を後にする。

ノルシュテイン&ヤールブソワ

ビル内を散策したさいチラシを見つけて目を見張る。高知県立美術館でノルシュテイン&ヤールブソワ展が行われているではないか!閉館まで一時間もない。急いで美術館に移動した
展示されていたのは主な作品すなわちキツネとウサギ・アオサギとツル・霧の中のハリネズミ・外套など8作にの絵コンテ、エスキース(下絵、イメージ画)、マケット(模型)などなど
これが実にトンデモナイ分量で、チラシを確認したら900点にも及ぶとか。30分ではまったく見て回れなかった。してやられた。
それにしてもマケットを目にした時の衝撃よ
展示されていたのは当然再現に過ぎないのだが、これがフィルムに焼き付けられてあの異様な質感が出来るのだ。納得である。
よくぞ高知でこれをやってくれた。感謝。


17:00閉館。疲労と空腹でひとまず駅そばのカフェで小休止。
ぼちぼち夕御飯の店を選定しなければならぬ。俺と妹は情報を集め始めた。
つづく。