キング参上 1

キングが都内にしばらく滞在するというので嫁さんとふたりで会いに出かけた
ホテルの前で合流した
キングはにこにこして我々に駆け寄って来た。元気そうだ
近くのファミレスで旧交を暖める
嫁さんはABブラザースやAたんのことなどを質問し近況を知らせあった
会った瞬間から席に着き料理を食べコーヒーを飲み席を立つまで
笑うこと笑うこと
三人でえしゃえしゃ笑い肩を叩き肉をつまみ談笑というか談爆笑というか。
では東京見物だと移動開始
予てより気に止めていたスカイツリーとやらに向かう
俺と嫁さんは東京の名物を全くと言っていいほど知らぬ。無論今回も行き当たりばったりである。
都営新宿線押上駅出口より地上に上がった我ら三人は左手のスカイツリーを見上げた
俺は思った、あ、キングごめんあんまり大したことないね…
三人は気を取り直して浅草寺まで歩くべく交番で道を聞いた。30分ほどの距離だそうだ。
町並みを眺めながら気ままにしゃべる三人
少し進んだころ、わあとキングが声を上げた。何事?、右手を向くと低いビルとビルの間に件のスカイツリーが見えた
嫁さんと俺はキング同様絶句した
そこには同じ建造物であるはずなのに 全然違うオーラの
そう「東京スカイツリー」がそびえたっていた。
一体何が起こったのか結局今でもよくわからない。ツリーの足元が完全に視野に収まるロケーションのせいだろうか、
もうそれは俄然目に飛び込んで俺たちの奥深くを鷲掴む
偉容に圧倒されたぶっちゃけ怖い!
一度はしょぼいなあと落胆しただけに、感動は倍である。
あほみたいにうわあうわあと繰り返すばかり。
ああ良いものを見た有り難いものを見た
電車に乗らず歩いててよかったー
絶対テレビや写真ではわからない衝撃
こんなことって あるんだなあ