マグネシウム文明論について

マグネシウム文明論 (PHP新書)

マグネシウム文明論 (PHP新書)

この本を読み終わったときの興奮に、実は自分で驚いていた
繰り返すが俺はエネルギー問題に無関心だ。今でもそれは変わらない。


俺は俺の利益のため本書を紹介する。駄目だと確信を持てば即撤回するつもりだ。


ものすごく大雑把にいうと
文学の敵は貧困だ
貧困は単なる貧乏やいわゆる格差とは違います。うまくいえませんが もっと絶望的でアンフェアで本人に責任のない事態を俺はそう表現している。俺のいう貧困はまず国内には一切ありません。(幼児虐待はそれに近い事態かも知れません)


俺はそれをどうにかしたいとは思っていません。同情する気もない。手を貸し知恵を出す気もない。
貧困は複雑な事態だと思っています。カンフル剤のような援助・外部からの支援では効果は薄いのではないかと感じます
それでも行き着くポイントは水・食料・扱い易いエネルギーではないかと直感します。それらが、貧困の現場に内側から根付けば、多少貧困は和らぐかもしれない、そう思います。
文学や哲学にはお客さんが必要です。人間が居なくても自然科学は成り立ちますが 文系学問は成り立ちません。
マグネシウム循環社会は顧客開拓に有効かもしれない。だから応援したい。そのビジョン自体の矛盾で自壊していくのなら別の方法を探すべきですが、様々な思惑や無理解でそれが妨げられるのはよろしくない。
だから俺はこの本に書かれた考え方を多くのひとに紹介したい。納得がいき、欺瞞や矛盾が露にならない限り、紹介しつづけたい。
そう思ったわけだ。
批判も懐疑もあるだろうと思う。当然だ。俺自身だって盲信しているつもりはない。知識がないから鵜呑みにしている部分も多い。
でもそれは読み終わってからの話。一時間なり二時間なりの時間を本書に割いて初めてそれは可能になる。
議論大いに結構。その一助になればいい。


馬鹿みたいにみんなで豊かになりゃいいじゃねぇか。太陽からちょろまかしてさ。なにかおかしなことを言ってるか?