松丸本舗覗いてきました

四角く直線的な本棚ではありません
渦状の配置です 城の見取り図状態。
図書館学的な分類ではありません
文庫単行本新書箱入り書籍少女漫画が同列です
本の背の高さはばらばら 随所に横置き。
散りばめられた松岡正剛の文章
その緩い連鎖を手がかり足掛かりに進みましょう


坩堝でありカオスです。プチバベルの図書館。
入魂の書物というものがもし ひとりの人生を掛けたものであるのなら
一冊の本はひとつの人生と等価値と言えるだろう
普段 無機質に並べられ、ただ物理的に接しているに過ぎない本本本が
ある編集者の巨大壮大な知性と遊び心に意味づけられたさまは
あたかも魂の直列連結・知の並行処理
そのエネルギーは単なる冊数の足し算を越え、暴風雨的な疾駆である。


翻弄されてみよう、踏みとどまってみよう、目をこらしてみよう、胸一杯に吸いこんでみよう
どのように接するのも自由である。
自由というものは寄って立つ足場を突き崩し失うことである。
”飛翔”と呼べば格好がつくが、なんのことはない、落下である。
死ぬことである。
100万回殺されよう。死ななければ生まれはしないのだから。