映画「パンドラの匣」感想

*きついこと書いてます。注意。

監督:冨永昌敬
原作:太宰治


ひばり:染谷将太
竹さん:川上未映子
マァ坊:仲里依紗
つくし:窪塚洋介
固パン:ふかわりょう

感想。原作ファンにはオススメしない。小説を読みましょう。
スタッフ・出演陣のファンなら必見。


あらすじ。竹さんが来て去る。


何を目指していたのか いまいちわかりませんでした。
笑いなのかシリアスなのか。古典的手法なのか斬新さなのか。おしゃれなのか不条理なのか。生なのか死なのか。
どれも中途半端でリズムが悪く おいてけぼり感と戸惑いに満ちた2時間。



自然は美しく建物や乗り物、衣裳、室内は実に丁寧。体操や放送もいい。
音はひどいが歌とビジュアルは抜群。
染谷将太さんの語りは好き。名札のアイデアはOK。キャスティング悪くないはず。
上の鉛筆すごくうれしい。大事にします。


というふうに、ところどころいいところはあるのに、一本の映画としてみた場合まったく胸を打たない。
いくつかの改変も最終的に後味が悪いだけでなぜああしたのか謎。
おしゃれ、ポップ、透明感、軽み。。。便利な言葉だ。映像に中身が無いの間違いだろう。
いっそ鈴木清順老師の域まで突き抜ければよかったのに。