映画ベンジャミン・バトン 数奇な人生感想:西から昇ったお日様が東へ沈む

監督:デヴィッド・フィンチャー
原作:F・スコット・フィッツジェラルド


ブラッド・ピット:ベンジャミン・バトン
ケイト・ブランシェット:デイジー

感想。地味です。良作。


あらすじ。ベンジャミンは老人で産まれ徐々に若返る。


ブラッド・ピットという役者は名前くらいしか知らないが
えらくイケメソであった。しかも20世紀のかっこよさ
七回雷にうたれた男が大好きです
序盤の時計職人のエピソードなんか、いかにもポール・オースターが小説のどこかに2,3行で挿入しそうな感じですごく好み
3時間近い長さだが最後まで見られた。
ただ、地味です。設定は奇抜だが大掛かりな伏線やどんでん返しはなく
淡々と生涯が描かれていきます。
ベンジャミンは事に於いて受身の人物らしく、いくつかの選択以外は流れに身を任せます
そういう意味ではこけおどしの無い正攻法で攻めきった映画です。
ちょっとぴんとこなかったけど 
まったく「数奇な」人生でありました
喧騒に産まれ静寂に死す。
誰がハチドリを殺したか?
誰も。
時が正確に刻まれただけ。
あの時計職人はどこへ行ってしまったのでしょう