岡本太郎 神秘
- 作者: 岡本太郎,内藤正敏,岡本敏子
- 出版社/メーカー: 二玄社
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 単行本
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50年くらい前の日本各地を岡本太郎が撮影し、写真家がプリントした写真に 文章が添えられた本
ほえーっとただ眺める 文章を読む
俺は田舎に生まれたのに活字に逃げ込んで本から顔を上げて風景を見ないガキだった
今思えば俺が欲していたのは自然ではなくにんげんだった
現在海もない場所に住んで生まれ故郷を思い出すこともないけれど
もうすでに俺が物心ついたころにはあそこは
ただ単に、「何もない都会」でしかなかったように思う
特に後悔はない。こころの貧しさも俺の特性のひとつだ。
呪術とか魔術とかいう言葉を俺もたまに使うが
岡本太郎の文章がとても俺の世界観になじむ
そうそうと相槌をうつ
写真の方はよくわからんが 京都の連中の目付きは気にくわん。
俺は海外に出たことがないし芸術に触れたこともないので
どうして岡本太郎の言葉に共感を感じるのかその仕組みはまったくわからないが
まぁどうでもいい興味もない
たぶんこの国は半世紀のあいだにこのじいさんが忌み嫌った方向に突っ走ったんだろうなーと思う
それが悪いことだとは思わない。