ニコニコ動画 小沢動画コメント停止について公式発表

コメントを一時的に停止したのは
(中略)
臨時に作成したコメントの削除ツールに不具合があり動作しなかったため


コメント停止に公式発表が出た。7月9日当日の深夜。
俺は昨日「どんな意図があるか」と不審に思ったわけだが、これに答えたかたちになっている。
この発表を素直に信じてあげる義理はない。
だが一応筋は通っているし納得出来る理由ではある。


まず発表が遅いと思う。
普段であれば比較的誠実で早かったと評価できるが、今回は特別(と他ならぬニコニコ側が言った)。
まとまった遅い言い訳よりも、一行でいいから速報で事実を書くべきでなかったか。


それから勘違いしないで欲しいが、コメントやタグが荒れたのは動画そのものに魅力がなかったからだ。
神動画にも荒らし粘着は存在する。
でも、それはそれは哀れなものだ。
なぜなら賞賛絶賛の弾幕が張られるから。
翻って今回の動画は、褒められる点が実に少ない。
だから正確には「荒れた」のではなく「賞賛されなかった」と見るべきなのだ。


さらにそんな毒にも薬にもならない動画がそれなりに話題性を持っていたのは、動画の素性が民主党公認だったからに過ぎない。
であるなら、あれだけの悪意のコメントは長年培ってきた「民主党というブランド」への評価の一端と見るのが妥当だろう。
若年層の代弁者を気取っているかもしれないが、思った以上に批判されていると知るべし。
別に現実から目をそらしても構いませんけど。


ニコニコ公式blogによると、他の政党は窓口にもたどり着けなかったとか。
そんななか提案に乗った民主党の攻めっ気はもっと評価されるべき。
やれることは全てやるのは正解。


今回のニコニコ動画側の対応は、ニコニコ、民主党双方に損害を与えたと思う。
しかし対応次第でここまでひどくならなかったはずだ。


そして「対応の不手際による損害」と、「表面化した批判」を混同してはならない*1

*1:似たような詭弁に「CDの売り上げが落ちたのは違法コピーのせいだ」などがある。最悪