キサラギ 映画鑑賞

監督:佐藤祐市
脚本:古沢良太
家元:小栗旬
オダ・ユージ:ユースケ・サンタマリア
スネーク:小出恵介
安男:塚地武雅
イチゴ娘:香川照之
如月ミキ:酒井香奈子

感想。大好き。舞台演劇系のシチュエーションコメディー。シナリオの練り込みお美事!


以下もちろんネタバレ上等。注意。


リンダリンダリンダ初恋の小出恵介。ゆれるの香川照之間宮兄弟塚地武雅*1
俺まっしぐらのラインナップ。
笑った笑った。
おいしいとこ持っていく塚地。
初恋の岸とは思えないちゃらいにぃちゃん小出。
あいかわらずの怪演香川。
小ネタ満載シリアスすればするほど可笑しいユースケ。
空回りの仕切りが楽しい小栗。
五人皆間のとり方絶妙。なかなかのコメディアン。ひとり本職だが。


役者だけではない。その脚本。
二転三転あたりまえ。軽く十回は驚いた。どんでん返しの連続連続。
話が進むと実は全て伏線(!)であることが判明する。
その伏線をしっかり拾い切って二時間以上濃密にやり遂げた。
何箇所かたるい演出もあったが、そこ差し引いても賞賛に値する。
鑑賞中、ガラスの仮面劇中芝居「石の微笑」を想起する。舞台に向いた本だなあれは。
調べたら舞台でもやっている模様。サマータイムマシンブルースといい、安易にアニメ漫画から持って来るより舞台からのほうが好感が持てます。


エンドのスタッフロールが好き好き大好き。
彼ら五人の全力ヲタ芸が観れただけで幸せああ幸せ。
いいぜおまえら。
楽しくしあわせな映画でした。*2


で、エースのジョーが締める、とwwww

*1:あと、殺しの烙印の宍戸錠

*2:ただちょっと万人にはお薦めしません。