「煩悩是道場 - そろそろペットボトル回収に関して一言いっとくか」

先日から話題になっていて取り上げた「えっ!ペットボトルって、リサイクルされていないの!?」ですが。

話をペットボトルに限定して、俺がショックを受けた点をまとめると以下のようになる。

  1. ペットボトルは石油が材料だ。多分。
  2. たくさん使うと有限の石油が減る。なくなるのが早くなる。
  3. リサイクルがどういう方式か知らない。
  4. 知らないけどきっと石油の節約になり減りが遅くなるのだろうと思っている。
  5. 以上を前提にした時、「今のリサイクルの方式は、石油の消費が早くなります」と言われた。

氏は「リサイクル」*1に疑問を呈した。「リサイクル」と呼ばれている仕組みは浪費であるという命題。


ショックだ。「節約と思っていたら浪費だった。」な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった…。


ここに武田邦彦氏への疑問が提出された。

ひとことでいうと「武田邦彦氏の主張に胡乱な部分がある」。
おおなるほど。

ペットボトル軽量化の取り組みは素晴らしい仕事だと思う。ぜひ研究頑張って下さい。


しかし。
例えば極論、武田邦彦氏が嘘吐きの詐欺師だったと証明されたとしよう。
それが「リサイクル」は節約になる、という命題の証明になるかというと、まったくならない。
氏の問題提起は、すでに氏から離れて俺に根付いた。仮に氏が詐欺師であっても知ったことではない。
話は単純だ。「リサイクル」の資源に対する費用対効果はどのくらいか、ということ。
天然資源の消費は、減っているか?減る見込みがあるか?


「リサイクル」は節約になることを証明せよ。これは悪魔の証明じゃないよね?
ただ誰がそれを計算し証明するのか。「当事者機関」か。「胡乱な学者」か。ふん。

*1:語の定義、言葉の使い方自体に様々な異論があるようなので、俺はこの語をものすごく広義に使う。