日本の表現力

名称 文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』
会期 2007年1月21日(日)〜2月4日(日)【入場無料】
会場 国立新美術館


はるか古代からの娯楽についての展示。
次に俺が生まれたあたりから現在までの展示。
最後に未来の展示。
以上の三部構成。


根付の精密さは異常。ストラップに命を掛ける心意気。
ここ数十年のCM漫画アニメゲーム映像などなどは懐かしさ満載。
ゴジラのきぐるみは美術品の側面もあるがやはり実際に使い込まれた「道具」だった。痛んでて汚いんだよ。汗のにおいが嗅げそうなほど。すごい説得力だ。
未来の展示はほとんどが参加型で、磁性流体や触ると影が躍るコーンがよかった。


「そんなことより聞いてくれ1よ」
太陽の塔岡本太郎は素晴らしい。「反博」という言葉を初めて聞いた。ところが万博のプロデューサーの岡本氏本人が「俺が最も反博だ」と雄たけんでいたそうだ。なんという気高い魂。
氏は語る。祭りを始めよう、祭りは人間をひらき皆を統合しつまり己を取り戻すのだとかなんとか。
太陽の塔は文字通り生物の進化を内蔵していた。それはダイナミックな生命力であり寄せては返す行進曲だ。絢爛舞踏


なによりも日本の表現力という言葉がいいじゃないか。
この国はまだまだ爆発できるはずなのだ。