メカビ感想その33:p140−143

  • アニメ脚本家 倉田英之:p140−143
  • 要約・抜粋
    1. 高校卒業後当てなく上京→知り合いもいなくておかしくなりそう→同人サークル参加→フロムエーで編集プロダクションの募集→入社→独立→ゲームシナリオいろいろ→アニメシナリオ執筆へ
    2. 「大運動会」→いくつか→OVAR.O.D」→TV「R.O.D」→「かみちゅ!
    3. 「結果的にできたものが面白ければ、それまでの過程というのはどうでもいいんです」
    4. 「脚本家が大変なのは一番最初の段階です。企画が動いたら、一番最初に実作業に入るのが脚本ですから。」
    5. 「僕はアニメが好きなんです。(略)これからもアニメをやりたいです。」

そうかOVAR.O.D」はエレキテル源内が一番最初の着想だったのか納得(独り言)
さてトップバッターだが。いやなんだろうこれ。
ご本人の口から半生を聞くとさらっとしすぎてて、ものすごく簡単に脚本家になったように聞こえる。
悲惨な体験が読みたいわけではないけど、運がよかったですみたいな話をされても脚本家目指す人のためにならないなー。
やっぱり脚本家の仕事についてのくだりが印象的でした。実作業一番乗りで、あとのスタッフたちのためにもつまらないものを書くわけには行かない、粘るぞ!の心意気。
こりゃきつい。
話の端々に何気なく書かれているけど"煮詰まって深夜ひとと話をしててなんとなくアイデアが固まる"といった気分転換のうまさとスタッフ同士のコミュニケーション。
この辺重要な気配。個人の才能や引き出しだけでは限界があるのだろう。



B00005HY8SR.O.D-READ OR DIE- 第1巻
倉田英之 三浦理恵子 根谷美智子
アニプレックス 2001-05-23

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B0009X59MWかみちゅ! 1
舛成孝二 MAKO 森永理科
アニプレックス 2005-08-24

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