メカビ感想その17:p66−68

  • 判定試合上等!:p66−68
    • p66−68.文・イラスト 遠藤浩輝
    • p66.右、縦書き毛筆「判定試合上等!」
    • 同題名下、縦書き二列「[文・イラスト]遠藤浩輝」、太字「第1回「四ツ組みの攻防」」
    • 同題名クレジット横、口上
    • 以降本文は、縦書き四段組
    • p67.左上隅、「「タックルを切る」とは?」イラスト解説
    • 同右下隅、「首相撲」イラストで解説
    • 四段目中央、プロフェッショナル修斗(二00四年三月二二日)川尻達也 VS 宇野薫の写真(〓サステイン)
    • p68.左上隅、「パスガードとは?A」イラスト解説
    • 同左下、「パスガードとは?B」イラスト解説
    • 同下、実演の「へびちゃん」「さそりちゃん」イラスト
    • 同左下隅、遠藤浩輝プロフィール
  • 要約・抜粋
    1. 「真の勝者はスペシャリストではなくジェネラリストだ」
    2. KO勝ち、一本勝ちではない「判定試合」は「つまらない」か?
    3. 「実のところは「わからない」ことを「つまらない」と決め付けて興味を失う人がおおいのではないか。」
    4. 文化の歴史的、民族的背景の豊かさを無視し、「効かないもの」「わからないもの」を排除してはいけない。
    5. 「つまりは「判定試合上等!」である!!」
    6. レスリングの変遷→タックルについて
    7. 試合例をイラストを交え技術面中心に解説。
    8. 「地味だった」で終わってしまうと「とても豊かで面白いものを見逃してしまうよ」というお話。

この熱量はどうだ。気を吐き異彩を放ち雑誌内の浮きっぷりもピカイチ(誉め言葉)。好意に値するよ。見事ってことだ。
なるほどどうやら格闘技も歴史と伝統を背負っており、つまり歌舞伎や能、落語演劇の諸芸能と同じく教養があるとさらに楽しいということのようだ。
神は細部(とコンピューター)に宿る。自ら助けるものを助ける。
オタクよ越境せよ。