モロボシ・ダンの名を借りて

八月のペンギン。
特に意味は無い。
さて。

B00005G062DVD ウルトラセブン Vol.2
特撮(映像)
ハピネット・ピクチャーズ 1999-06-25

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動機は二点。

観たいのは言うまでも無く第8話「狙われた街」。
以下寸評。

  • 第5話 「消された時間」
    • ヴィラ星人かわいいよヴィラ星人。ザ・ワールドを持つのに運用をまちがえている。ラストはみんなの高笑い。
  • 第6話 「ダーク・ゾーン」
    • カキーン!闇に消えるペガッサ星人。ダン「今頃あいつどうしてるかなあ」。ちょっ、おま、えええええ!?
  • 第7話 「宇宙囚人303」
    • キューラソ星人まじこええ。セブン戦ってねぇ。ラストはみんなの高笑い。
  • 第8話 「狙われた街」
    • 前半、筋は大したこと無いにもかかわらず、謎のカメラワークとほのぼの音楽で緊張感ありまくり。ちゃぶ台。胡坐。メトロン星人の好青年かつ爽やかな声。夕日。ダッシュ。随所に謎のカメラワーク。決着と夕暮れの街にため息をついていると伏線なし不意打ちナレーション。

メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え?何故って?…
(以下略)

ぎゃああああああ
のび太の恐竜時にすら一滴も流れなかった涙が!涙が!




実相寺監督の凝りまくりアングルはもうほっとくとして、視聴した4話は全体的にストーリーがおかしい。理屈が通らない。
言ってみればストーリーのデフォルメ、テーマの強調である。
出鱈目寸前の展開でセブンや地球星人(!?)に重命題を浮き彫りにし突きつける。
しかもドラマ内でまともにとりあわない。隊員たちは「ま、いいじゃないか」な雰囲気。視聴者側はボールを渡され投げ返す相手既に無くおいそれはないだろうと突っ込み呆然持ち続けるしかない。
子供はすっこんでろ。大人の時間だ。
(あ、そうだ。「ULTRASEVEN」が挿入歌とは知らなかった。勉強になりました)