笑の時間
笑の大学 スタンダード・エディション
役所広司 三谷幸喜 星護 稲垣吾郎
東宝 2005-05-27
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昔NHKで舞台を見て覚えていた*1。映画化されたときはちょっと驚いた。机と男二人の話だから間が持つのかと心配になったのだ。DVD借りてきて「五日目」に差し掛かった辺りで稲妻のようにオチを思い出した。
感想。まあまあ。稲垣吾郎が存在感の有る芝居を出来るとは最初から思っていないのでそこは問わない。だいたい椿一は比較的やり易い役だし。
ほんと最初の「一日目」から「三日目」辺りまではシンプルで面白い*2んだけど後半は独白も長回しもマイナスに作用している。残念。思い切って尺を一時間ちょっとにすればよかったのに。私のわがままですけど。
それからどうして邦画は面白うてやがて悲しきを描かなきゃ気が済まないのだろう。文芸へのコンプレックスだとしても芸が無い。あの作品から感動の泣き要素をあれほど強調する必要は無いように思う。粋じゃない。
ところでその構成上後半、演劇・喜劇への熱い思いをストレートに語れる部分が自然に有る。三谷幸喜はずるいひとだあざといと改めて感心した。どろくさいなあ。