襲撃のメロディ

山田正紀「襲撃のメロディ」[Amazon]である。
この前行ったSFセミナーでうっかりサインしてもらったため大切になってしまった。その前日別に意味もなく古本屋で角川文庫版が100円だったからサルベージした、と。
サイン会が始まってびっくりし、売店に駆けつけるも、金魚の眼が光る[Amazon]イノセンス[Amazon]もヨンドルんじゃヴォケェ!ミステリオペラ[Amazon]?読んでないけど高くて買えません…
たまたま暇つぶし用に持ってた件の襲撃のメロディはぼろぼろで色あせた古本…激しく迷ったが、他のみんなが買ったばかりでぴかぴかのイノセンス持って並ぶ中ひとりだけ古本…せつない…
サイン会があるならあると周知しろばか者!


あー
ところでこいつは徳間デュアルあたりで復刊されてたもんだとばかり思い込んでた。さすがに、ちとふるくさいかなー
巨大電子頭脳と書いてビック・コンピューターだもんなー。
比較的容易に手に入るのはハヤカワJA版だと思われ。
まああれですよ。
山田正紀と言えば俺にとっては、負け犬の絶望と怒りの作家ですよ。大好きですよ。


内容。巨大電子頭脳が登場した日本。ひとびとは反逆を起こすが…
こうもりで。消火器で。健康診断で。
人類を管理する超コンピュータを破壊するために。


山田の親父殿といえば風太郎だが、山田の兄貴と言えば正紀ですよ。
そう思いつづけてはや十ウン年。兄貴も50を越えられて、まだつやつやしてたなあのひと。
四半世紀エンターテイメントを量産しつづける化け物。「誰も知らない空港で」(「1ダースまであとひとつ」[Amazon]収録)に描かれている驚くべき知名度の低さ!
某匿名掲示板では「年収500マソくらい?」といわれ愛されているほどだ。
山田版ハイペリオン!?よみてぇぇぇー