発光地帯 GW4

先日突然本が図書館にあるのでないかと思いつき調べたらあった。

発光地帯

発光地帯

嫁さんは放たれた猟犬のように書架へ消えていった。俺はたぶん嫁さんの方が早いなと思いつつ本の場所を機械で検索した。結果が表示されたとき嫁さんが本を手に戻ってきた。
俺がぱらぱらめくっていると嫁さんがもじもじあたしも読みたいと言った。俺は借りたのは俺と答えた。見つけて読んだ。いい文章だと思った。嫁さんに渡した。
嫁さんは子どもみたいなとうれしそうに言い、俺にあたしはどんな顔かと問うてくる。俺は答えを持たないので困ってはぐらかすが食い下がる。俺と嫁さんはGWの午後日差しの中歩きながらコンビニに寄りながら別の話をしながら質問するはぐらかすをずっと繰り返す。