米長邦雄死去

子供の頃親父さんに初めて将棋で勝ったときのことを今でも覚えている。
長じてから時々詰め将棋を眺める程度の関わりである。
米長さんはもちろんお会いしたことはない。研究したわけでもない。
氏の著作を何冊か読んで印象に残っているのは実力以外、将棋以外の「戦い方」についてです。いわゆる盤外戦ですが、氏のスコープは人生全体だったところがちょっと特殊。
一言で言うと、勝つ方につけ。当時俺は驚いた。また正直不快に感じた。それでも理にかなっているとも思った。
あれから俺も多少歳を重ねたが氏の考え方の深さはまだ分かっていないと思う。


自分より強い相手にどう勝つか、それを考え続けた姿を尊敬していました。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。ご冥福をお祈りいたします。