雑記休日

夜帰途そのまま電車に乗るのが惜しくて嫁さんと散歩する。これまで何度か歩いた経路を通りいつもの駅に到着したが、ふたりとも今日はもう少し歩きたい。この先の道が線路沿いでないような気配だが思い切って歩く。案の定すぐに方角を見失った。
この辺はやけに静かだと嫁さんがいう。我々の地元はこれほど息を潜めるように静まり返っていない。
大きな道路に突き当たった。どこだかまったく分からない。ここらが限度である。嫁さんがスマホを使おうと言ってナビ的な機能を起動した。道路と音声が出て我々は目指す駅に辿りつけた。嫁さんはスマホのありがたみを実感したと感心していた。ナビ使うと画面とにらめっこで、歩く風景を見ないねと言ったら嫁さんは本当だと言った。