映画テルマエ・ロマエ感想
友が映画でも行こうといった。2,3候補をあげたらこれにしようと言った。
- 【公式】 映画『テルマエ・ロマエ』予告
原作:ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」エンターブレイン
監督:武内英樹
あらすじ。古代ローマの設計士が現代日本の銭湯・浴室を研究し活躍する。あと日本人が古代ローマに現れ風呂を作る手伝いをする。
感想。大変愉快な映画で終始笑えた。阿部寛の裸体と深刻な表情を見るだけで笑う。おじいちゃんたちはしゃべるだけで笑える。
いい湯だな
野暮なことは言うまい。原作の展開が荒唐無稽と言えばまさにそうで、そこはおおらかに無茶だねーと楽しむのが吉。
この映画はその原作漫画に輪を掛けて、濃いい顔の役者を集めセットとエキストラに注力しばかばかしさをいい方向に盛り上げた。
古代ローマと日本の移動シーンはやけにチープでロケとの対比がまた一層いい味出している。
やはり馬鹿は大がかりに大まじめにやるに限る。これがなかなかわかっていても出来ないものなのだ。
電話は良い風呂
彼は銭湯、家風呂、ショールームと縦横に跳躍する。フルーツ牛乳や温泉卵、シャンプーハット、シャワーから桶にいたるまで、阿部寛の驚愕は尽きない。そのたびに独白がナレーションとして入り、真剣な口調と彼なりの解釈がおかしく、彼が目をむきうちひしがれるたびに俺たちはやんやの喝采である。
また、心配していた原作改変あるいはオリジナル要素も、作品を台無しにするきわどいラインすれすれでとどめており好感触。
制作者側の原作への理解と熱意がうまい具合にかみ合った好例だと言える。
あー、癒やされる!
- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: コミック
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