鷹と隼

鷹狩りに行こう

嫁さんが情報を聞きつけた。鷹匠が実演するという。我々は会場に向かった。
予想より観客が多かった。午後のグランドにコーンとロープが張られその向こうに背筋の伸びた男性の姿。初老の男性は和装にハンチング帽、腕には鷹が止まっている。
俺と嫁さんは遠目ながらに、おお鷹だーと声をあげた。

鷹に歴史あり

放鷹協会の会長さんから鷹狩りと鷹匠の歴史・背景、当地との関わり、服装や装備、もちろん鷹の生態習性などなどの説明があった。興味深い内容ばかりで俺と嫁さんは感嘆しっぱなし。

鷹よ鷹よ

一段落ついたところで実演に入る。数人の鷹匠と、数羽の鷹により、振り替え、振り鳩、合わせなどこなしていく。訓練を受けた鳥の動きというものを初めて見たが、抑制がきいてるなと感じた。だって手を抜いて飛ぶ、なんて野生ではないだろう。

鷹と隼

鷹の軌道は低い。弾丸のように地を這い(速い!)、浮き上がって仕止める、あるいは爪で押さえ込む。
最後に隼が出てきた。この鳥も鷹匠の範疇らしい。
腕から出撃する鷹とちがい隼は地面から円を描いて上空へ舞い上がる。相当高い。ところが「100メートル200メートル上がる時もありますよ」と解説。今回は観客用に低い位置で待機らしい。鷹匠の合図の瞬間、すとんと急降下しルアーを仕留めた。思わず拍手である、


記念撮影後解散。終わったら夕方でした。すごかったねえとふたりで興奮ぎみに語り合いながら帰りました。