連塾ブックパーティスパイラル 巻2「本の名人・本の商人・本の芸人」 レポート

始めに。以下はメモ書きを基にしたキーワードの羅列である。
内容の正確性はこれを一切保証しない。補足や説明もしない/出来ない。
感想などはまた後日。


チームラボの映像作品(13:00頃)

松岡正剛 導入

北上幻想―いのちの母国をさがす旅

北上幻想―いのちの母国をさがす旅

  • 311

金子郁容

  • ボランティア

ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)

ボランティア―もうひとつの情報社会 (岩波新書)

  • キリスト教
  • 恐れ 未来 フィアーfear
  • ボランティア WILLの精神

今福龍太

群島‐世界論

群島‐世界論

カリブの女

カリブの女

身体としての書物 (Pieria Books)

身体としての書物 (Pieria Books)

  • モノクロの写真の解説 二重露光という写真術 帽子 嗅覚的 偶然 野生児
  • 本について 本は混合体である 紙、糸、鉱物などの
    • 二重露光の写真 書物の天地と海面の相似
  • ノーベル文学賞ル・クレジオ 「Hai」(悪魔祓い)

悪魔祓い (岩波文庫)

悪魔祓い (岩波文庫)

  • ル・クレジオ」とは石垣の意味 
  • つるに小説を巻き付けて置いておき見せて驚かせる遊びをした 
  • 三線 ライフル ハイパーテロリスト
  • メキシコカリブ いろいろな楽器があったが 三線は独特
  • 身体と三線 ミニマ・グラシア(最小限の恩寵)

ミニマ・グラシア―歴史と希求

ミニマ・グラシア―歴史と希求

  • 米軍基地が解体の翌日 砂漠から 書物へ
  • 立神様 正剛「それはウタキ?」
  • 希求 パサージュ=迂回する アドルノ ブラジルのライオン
  • フレディのようなと正剛
  • 今福さんの最新刊「夜と音楽」

レヴィ=ストロース 夜と音楽

レヴィ=ストロース 夜と音楽

  • アダン(阿檀)で堤防 アダンは隙間がある。風が通り匂いが通り海の異変にすぐ気付く
  • この堤防がコンクリートに変わった。向こう側が何も分からない。遮断である。人工物は遮断してしまう。
  • 石垣も同じ。珊瑚やアダンも、隙間をいろいろなものが「通る」 ただ、隙間にハブが潜むので危険でもあるが
  • ネイチャーライティング→ネイチャーズライティング 遺跡考古学
  • 三線の師匠。漂流物で昼寝小屋・掘っ立て小屋をたてていた そこでさんしんを習った。
  • 師匠が亡くなった後そこで映像を映しバーチャルセッションしていたら村人が「じいさんが帰ってきた!」お盆の時期だったし。そんな師匠。
  • 三線奄美大島の中の空気でないと引けない 三線には歴代弾き手の歌が詰まる、とされる。それを如何に引き出すかが弾き手の腕になる
  • ピアノ -高橋悠治 - Wikipedia
  • バッハ 放浪の音楽集団説? パサージュ、トンネル
  • ソクロフ クレジオ ガジュマルの下 話芸 ベトナム語 ユリシーズのうーんとぅーん
  • イソラ神(磯良) ワカメの怪人 引き潮の時現れる能舞台のような石
  • モーリシャスに帰った気がする、と発言 植物も似ているらしい ポール・フリードリヒ
  • 砂漠の書物 世界で持っても乾いた土地 アタカマ砂漠 チリ 降雨量がもっともすくない。政治犯がたくさん殺され埋められた
  • レヴィストロース101歳
  • 三線の師匠 サトウエイキチ96歳 ハブに噛まれて右足がなかった 元漁師 陸でも仕事がないので三線を引くようになった
  • 薄墨色の クレオール主義 

クレオール主義 (ちくま学芸文庫)

クレオール主義 (ちくま学芸文庫)

  • 最後に映像 ニュージーランドの本のプロモーションビデオ 今福さんが正剛さんの反応が見たくて送りつけた

小城武彦(15:00頃)

  • 丸善CHIホールディングス取締役社長
  • 日本の本屋は、特殊な日本語という壁があって守られてきた
  • 15500店舗 これが年間1000店舗のペースでつぶれている
  • 防戦はつらい、打って出たい
  • アメリカにとって本屋は車で出かける場所 日本や通勤通学で立ち寄る場所
  • 打って出たい→hontoや目次録
  • リコメンテーションは
  • amazonのお勧めは所詮統計。コレを買った人の○%はこれも買っている、的な。つまらない!
  • 本好きの推薦が一番だ。そういう検索エンジンを作れたらなあ。

笈入建志

  • 本は棚である。棚は管理するものではない、編集するものである。
  • 棚は変態が作る。正剛「そう、変態が薦める本が一番おもしろい!」
  • 閉じた変態は駄目です。来たれ、開かれた変態。
  • 野菜に取れたて新鮮の市があるように。本を書店員が「地域の取れたて」に変えていく
  • 正剛「何故本屋なんですか」
  • 「これ面白いです」
  • 人が、今日よりも明日をより良くしようとして訪れるのが本屋である。そのお手伝いが出来たら。
  • 書店員について。開かれた変態であれ!

川上未映子(16:00頃)

  • よく観客席から笑いが起こった
  • 大震災後一人称が書けなくなった(?)
  • 野坂昭如
  • 作品について語っていた。正剛「あなたの小説は、どのように読まれていると思うか?」川上「え??」正剛「あなたがこれらの作品に対して言ったように、あなたの作品に対して言われているのを聞いたことがないけれど」
  • 正剛「いい小説を書いて下さい」

杉浦康平(17:00頃)

  • 一即二即多即一
  • 重さ35㎏88万円の曼荼羅の本 

全宇宙誌 (1979年)

全宇宙誌 (1979年)

  • 黄色の版下 赤、最後に青を重ねると。。。黒字に。「遊」
  • イスラムのカリグラフをイメージした斜めの組
  • 間違い文字の遊 喃語的(赤ちゃん言葉)
  • 今一番本で熱いのは現代中国の本。ブックデザインが豊富。職人芸。

松岡正剛 閉幕(19:00頃)

  • 正剛の三冊
  • 複式夢幻能 残念無念をかかえたシテをワキがほどいていく 大震災の被災者

ワキから見る能世界 (生活人新書)

ワキから見る能世界 (生活人新書)

  • 現代は、富の分配→リスクの分配にいつの間にかシフトした。しかし大震災以後「リスクの分配」のシステムではもう通用しないのではないか。
  • リスクとは何か?リスクは確率で計測するから、統計で基準を決める。安全/危険の基準がリスク管理に必要。
  • 新しい仕組み 偶然性(contingent/コンティージェント=予想外が必ず起きる)を前提としたシステム。壊れることを前提として織り込んだ仕組み、というのは矛盾に聞こえるかもしれないが。オートポイエーシス

偶然性・アイロニー・連帯―リベラル・ユートピアの可能性

偶然性・アイロニー・連帯―リベラル・ユートピアの可能性

何が社会的に構成されるのか

何が社会的に構成されるのか

  • 母をたどれるデバイス
  • 意味に飢える社会
  • シンタスクがもどった 意味は被災者が言う
    • →国家は社会はその気持ちに手が出せない!
  • ナポレオンの統計官僚 平均的フランス人
    • →統計では届かないものがあると思う
  • 情報、その最初は生命である。生命も情報である。
  • ここで問わなければならない。情報とは何ですか。これは我々を殺しますよ。それを考え捉え直さないと日本は駄目になる。

中道淳

  • モノクロ その日の写真を編集して映像に仕立てた
  • 不思議な音。拍子木?