DVD「バーレスク」感想:だってバーレスクはさ夢と希望を叶えるんだから
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2011/04/27
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アリ:クリスティーナ・アギレラ
テス:シェール
感想。ゴーーーーーージャス!
歌と踊りと才能と嫉妬と恋と夢とお金と鮮やかな逆転劇。これぞ王道これぞサクセスストーリー。
月影千草とシェリル・ノームの最強タッグだ、誰が文句を言えるものか。
あらすじ。田舎娘がLAへ上京しナイトクラブで輝く
「Welcome to Burlesque」
歌と踊りを武器にLAへ出てきた主人公。
連戦連敗した夜ビルの階段でストッキングを直す女性を見かける。ふらっとその女性が消えた店へ向かう主人公。
暗い照明怪しい空気けだるい雰囲気。階段を下りきるとショウが始まっていた。
きわどいコスチュームの女性たちが官能的に身をくねらせる中、せり上がってきた異彩を放つ黒衣の婦人が歌い出す。
「バーレスクへようこそ」
「流派!東方不敗は!」「王者の風よ!」
月影先生こと黒衣のマダム・テスの歌を中心としたそのステージを観よ。
エロティックで挑発的なダンスを従えて女王のように君臨するその歌唱。
俺も嫁さんもアリも目が釘付け、終わったら思わず拍手である。
アリがあのステージに立ちたいと即決したのも無理はない。
間違いなく筋金入りだ。ぴかぴかの本物だ。
それでもクラブは回っている
クラブバーレスクに強引に売り込んだ結果ウェイトレスとして入り込むアリ。給仕しながらステージを眺める日々。
ジャックの部屋に転がり込んだころチャンスが訪れる。
代役オーディションを見かけたアリは勝手に飛び入り、熱弁を振るい踊りを見せつけついにダンサーとして雇われる。うれしさに飛び上がる彼女。
レッスンとステージに明け暮れるもいまいち皆に溶け込めないアリを、なんのかんの言いながら気に掛ける月影先生。
実はこのクラブ、借金がかさみ首が回らなくなりつつあった。そこにつけ込み店舗売却話が持ち込まれていた。
蒼天女
ニッキのいやがらせがきっかけで主人公アリの歌が響き渡る。その破壊力たるや銀河の歌姫級だ。
バーレスクは方針を一新、アリを中心に据え店は徐々に活気を取り戻す
しかしすれ違うジャックとの関係。アリに迫る不動産屋。自分を見失いかけるアリ。
借金問題だって消えたわけではない。例え満員御礼が果てしなく続いたとしても返せる額ではないのだ。
不安と疲労が女主人にのしかかる。帰ろうとしたテスはリハーサルを思い出す。
彼女は疲れた身体を引きずるように真っ暗いステージにあがる。無造作に椅子にまたがる。青いライト。
「You Haven't Seen The Last Of Me」
このソロが凄まじい。青い炎のような気迫に鳥肌である。