嫁さんの夢

朝嫁さんが夢を見たといった。
「あなたが木村拓哉の色仕掛けに籠絡されかかっていた」
嫁さんはそれを家政婦ばりにのぞいていており、それはもうやきもきしたそうである。
俺はちょっと考え木村拓哉はないんじゃないか、と言った。
あたしもそう思うと嫁さんは同意した。
夜俺が帰ってからも嫁さんはその話を持ち出した。よほどショックだったようだ。