この土地

夜細くくねった農業用道路を歩きつつ星空を見上げる
家が近づくにつれてこの裏手の畑で正月凧上げしたことを思い出す。
二階の部屋の灯りが見えるねと指さして突然
帰省が終わって帰ったら、もうこの地域に来ることはないのだということに気が付いた
こうやって徐々に 失う/失ったことを実感していくのだろう