雑感

俺は保守的なにんげんで 気に入ったもの/ひと/場所などを偏愛する
ガキのころから気に入った数人とだけつるんで遊び
クラス替えのたびに切なくなった
もし引越しなどして見知らぬ土地に住まうことになったら…
転校していく学友の背中を見ながらガキのころの俺は震え上がった
実家を出るなんてとんでもない!一人暮らししたら死んでしまう!
俺はひとつところに勤めて他のせかいを知らずに繰り返し変化のない日々を過ごして生きていくのが望み
だった


生まれた土地を離れ
ひとと出会い別れ
引越しこそないがひとつところに止まらない渡世
またひとつ慣れた場所を離れた
いい経験をさせてもらった
間接的にいい顔のガイズとも知り合えた

ずいぶんカオスな気持ちだ
悪くない


お世話になりましたというけれど
俺はホントはお世話「したい」のだ
これはと見極めた身を棄つるほどのもの/ひと/場所に