大序曲1812年 自衛隊 砲撃

某駐屯地に到着。
チャイコフスキー1812年とか言うクラシックにあわせて
自衛隊が空砲ぶっ放すと聞いては
出かけざるを得ない


入り口のひとつに着いてみると
絶賛危険物チェック中
自衛官たちの指示に従い2列に並んで
金属探知機を通っていきます
すでに13時
チェックが終わって野外の広場のようなところへ向かう
途中装甲車
等間隔で自衛官が直立不動
うほっ


吹奏楽団を中心に
階段状の座席がコの字に組まれていたが
既に座席の一辺は満席で立ち見
しばらくすると演奏が始まる
何の曲かはわからんが楽しげなメロディーと思っていたら
どおおん!
空砲の音に仰天した
子供は泣き始めてました
そりゃ泣くよすごい音だもん


一曲終わって国歌演奏中、座席の別の一辺が開放されたご様子
ぞろぞろ座りに並ぶ
ずいぶん手際が悪い
鼓笛隊がテンテン現われ、おっと思っていたら
ライフル持った方々が一糸乱れず縦隊入場
くるくる回したりで唖然とするほど格好いい!


着席できたら、本日はゲストがいるとアナウンス
松本零士だァー!
あいさつと思い出を語り、ヤマトと真っ赤なスカーフ熱唱
なかなか上手いのだが、せっかくの吹奏楽とずれまくりで苦笑


火縄銃とライフルでクラシックをパンパン合わせ打ち
和太鼓迫力。

本物の大砲
クライマックス付近では楽譜上に大砲(cannon)の指定がある。

奇想に愉快、なんという楽器!
アナウンスの説明によると今回は
105ミリ榴弾砲というものが4門使われているそうである


クラシックって
主旋律かなんかしらんがメインのメロディラインがひとつあって
それをしつこく螺旋的に繰り返し演奏・変奏しつづけて
強弱つけて寸止めを重ねて重ねて
展開した挙句クライマックスに突入していくのですね
これはまるでセ…いやなんでもない


ラスト近く勇壮なリズムに鐘がりんろん乱打
洒落てるなあ


よくわかったがにんげんは
すごく大きな音や
秩序だったリズムに
快感を覚えるようにできているのだろう
空砲ぶっ放した時
あるいは
和太鼓を20人くらいの屈強なガイが整然と叩く様
気持ちよくカッコイイ
これはたぶん、理屈ぬき
おお、と声が漏れてしまうもの
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