SFマガジン9月号 カート・ヴォネガット追悼特集 感想
浅倉先生訳のインタビューは直前ヴォネガット風味でもう真っ黒。
痛々しくて見てらんない。
まじ泣きそうでした。
巽先生の評論は情報盛り沢山で怖かったです。
で、お目当て「追悼エッセイ・ヴォネガットとわたし」。
期待していたのはもっとこうすがすがしくも猛々しいハートがヒートな溢れる想いのぶちまけだったのだが。
面子は池澤夏樹太田光風間賢二香山リカ川上未映子沼野充義若島正。
これだけの連中が雁首揃えてぬふう。
川上氏と太田氏は思い切った内面吐露に徹しており良し悪しはともかく潔い*1。
残りの諸氏は中途半端な代物で読むの辛かったです。
誰とはいわないが、「わたしを利用してくれてありがとう」云々は両方ともマラカイじゃねぇ、ビアトリスの台詞だろうがふざけるな。
編集部もこんな単純な事実誤認文章を誌面に載せたとは腹を切って死ぬべきである。
ああ、と思った。
ああもうヴォネガットって読まれてないんだわ。過去の作家なんだな。
言う者は知らず
知る者は言わず