雑記 匿名実名

匿名実名論争もまた少し蒸し返された気配がある。
匿名は権利である。
未だに、実名にすがりつかなければ誰にも相手にされない無力を認められないとは。
作者は内容(コンテンツ)を多買して有形無形の利益を享受する。
実名は内容を保障する担保に過ぎない。
利益欲しさに実名を質に入れているわけだ。
ところが既に「匿名の内容を無視する」時代は終わっている*1
匿名の内容を根拠論拠にまではしなくても充分参考にして「価値を認めている」。
大昔、実名を担保にせざるをえなかったのは(月並みな話だが)情報発信に巨大なインフラ=巨大な設備投資が必要だったからだ。
匿名は降ってわいた権利かもしれない。
それだけに絶対手放すべきではない。


匿名の批判を気にする必要がない、という主張は正しい。
もっともありがたいご高説を拝聴させて頂いている読者という下々も「匿名」であることをお忘れなく。

*1:いつ終わったかはしらないが