メカビ感想その43:p186−p195
文章は達者だが引き込む力が弱くて、話の展開に関わらず読み進める欲求が湧いて来ない。
意識的に書いているようだから技術は高度である。
読み終わると話し自体は結構面白く好きなのだが、ここまで不純物の無い文章も珍しい。
味がしない。
途中から義務感だけで読了したので疲れたです。
不思議。「ロボットの王国」の文章は生き生きしているのに。
文章というものはどれだけ個性を押し殺し特徴を削ぎ落としても独特のリズムを刻むものなのだが。
小説の各要素を評価すると高得点なのに、結果面白くない。添削を試みると欠点が無いから直しようが無い。過剰でも不足でもない。強いて言うなら「向いてない」。
逆マジックリアリズム状態。うーん、これはこれで貴重だ。
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