メカビ感想その43:p186−p195

  • 「こころとからだ」:p186−p195
    • 小説「こころとからだ」堀田純司p186−p195
    • p186.右「小説」「こころとからだ」「堀田純司」及び口上。下方に「Body and Soul」
    • 同左、傘を差した女性写真
    • p187.左上、製本所写真
    • p188,189にかけて中央女性の写真の背景
    • p190.右上、女性とピアノ写真
    • p191.右、建物内部写真
    • p193.左、女性の写真
    • p195.下方、女性の写真
    • 同下方、作者プロフィール、写真・モデルのクレジット
    • 小説「手」「転落」「連鎖」三篇。それぞれ独立した掌編。ジャンルはホラー。

文章は達者だが引き込む力が弱くて、話の展開に関わらず読み進める欲求が湧いて来ない。
意識的に書いているようだから技術は高度である。
読み終わると話し自体は結構面白く好きなのだが、ここまで不純物の無い文章も珍しい。
味がしない。
途中から義務感だけで読了したので疲れたです。


不思議。「ロボットの王国」の文章は生き生きしているのに。
文章というものはどれだけ個性を押し殺し特徴を削ぎ落としても独特のリズムを刻むものなのだが。
小説の各要素を評価すると高得点なのに、結果面白くない。添削を試みると欠点が無いから直しようが無い。過剰でも不足でもない。強いて言うなら「向いてない」。
マジックリアリズム状態。うーん、これはこれで貴重だ。