DVD「リンダリンダリンダ」感想:リンダよ!リンダよ!
永遠なのか本当か。
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2006/02/22
- メディア: DVD
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上映時の感想は以下
http://d.hatena.ne.jp/mini_k/20050815
DVDにて再視聴。感想はほぼ当時と変わらず。その変化の無さに愛しさがつのる。2時間前後の内大半がもどかしさ気まずさ噛み合わなさで埋められているのに突然胸かき乱す台詞場面がこころに飛び込む。切なくて、正解のない気持ち。感情移入できそうで彼女等の想いが分かりそうで、でもそれはとても神聖で、多分、軽々に理解した気になってはいけないもの。あの涙。あの笑顔。あの励まし。あの眼差し。
先生たち大人たちはびっくりするほど距離をとった傍観者で異常に自然。先生ゆえに頼られもせず相談も受けずだから助言もせず、「見守る」というほど温かくもなく熱心でもなく。波風を嫌い表面を繕いちょっと見逃し。
ただ居る感覚。
恋はひとつも成就せず。
皆はひとつに纏まらず。
誰も彼女を必要とせず。
「みんなでやるから楽しいんじゃん」
リンダよ!夜の森の中赫々と輝くリンダよ!
如何なる不死者の手が瞳が、お前の恐るべき均整を象り得たろうか?