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不思議なことに22日になってから「げりゅうしゃかい」を検索して俺のブログに辿り着いてくる人がちらほら。
うーむ?なにがあったのやら。
下流社会」はそりゃあ「かりゅうしゃかい」と読むべきだ。
「下」を「げ」と読むのは呉音と言っていわゆる仏教読みである。「か」と読むのは漢音で、漢民族の音つまりこちらが日本で言う「中国語」。儒教なんかの「漢文」は主に漢音を使います。だから「お経」は「おきょう」と読み「経書」は「けいしょ」と読む。実際には「xia」「シア」。
さてこの本は内田樹の研究室: 「下流生活者」たちが面白かったので読んだ。それなりに面白かった。ただ現状分析・説明原理としては興味深かったが(それしか期待していなかったが)それだけなので多少の皮肉を込めてげりゅうと読んだ次第。
大変説得力のあるこの本の結論は「下流階層者はよほどのことがない限り子々孫々ずっとそのまま」という身も蓋も夢もチボーも無いものなので特に言及する必要を感じませんでした。
繰り返すが急にどうしたんだろうか。ヤフーでもグーグルでも俺のエントリーくらいしかないんだが。おかしなこともあるものです。