蛇足。あるいは「あと20年は現役でいる」

以下やはり違う意味のネタバレ
神狩り2
どえらいものを読んだ。もうすでにあれは娯楽小説とは呼べないような。読むの辛いし。
さて山田正紀氏のあとがき。
「1600枚を削って削って1100枚にした。本当は1000枚にしたかった」
おいおいじいさんもちつけ。これを書いたのが新人なら「勢いはあるが詰め込みすぎ」てなもんよ。
あんた最高だ。
本作にしたって、気負いがない。
ファンの俺から見れば大いにメモリアルな作品となるはずなのにあなたにとっては単なる作業、仕事のひとつでしかないのですね。
あなたが大好きです。
言うに事欠いて、
「カッコいい」SFに回帰したい
うむ。ハイペリオンの読みすぎ。
しあわせだ。俺はしあわせだ。
正直、もしも本作が今年2005年の国内ベストSFになるようなら、SF業界ゴロは腹を切って死ぬべきであると思う。