神曲

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二年掛かった。読んだら賢くなれるかなーと思って読み始めた。
わかったことは、
ダンテは偏執狂。
1300年前後のイタリアの政治には興味がない。
寿岳文章は想像以上にナイスガイかつファイティング。

もっと色々あったような気もするが覚えてない。
あー
他人には薦められないです。よまなくていいや、これ。

脚注に曰く「神曲は悲劇ではなく喜劇として構想された」
とてもうれしい。

文学と言うものが文語体(というかラテン語)でかかれていた時代。にんげんが発見されていなかった時代。想像もつかんよ。イタリア語で自己中を、しかも宇宙の中心を貫いたじいさんダンテ。生涯で二度であっただけの女の子をマリア様と同列に置いたダンテ。古今の著名人を裁きに裁いたその強さ。間違いなく正気じゃない。
あーおもしろかった。ダンテと寿岳文章が。